ハンドクリームを買いに。

あるところに、かなっちという女の子（？）が
一人で住んでいました。

ある日、かなっちは、冬の寒さにびっくりして、
手があかぎれになっては困ると思い
ハンドクリームを買いに、お店に向かいました。

かなっちはガサガサの手を差し出し、こう言いました。
「このおててに合う、ハンドクリームをください」

お店の人は、かなっちの手を見て
おやおやと思いましたが、お金が本物だと確認すると
ハンドクリームを売ってくれました。

※大小2個セット
かなっちは、お家に帰って、手に塗ってみると
超しっとりだけど結構ベトベトするタイプで、ティッシュで押さえないと
いけないぐらいでした。

確かに手荒れには効きそうですが
寝る時でないと、他のものに手のあとがついてしまうので
かなっちは困りました。

そして次の日。

かなっちは、またハンドクリームを買いに行きました。

「もう少しさらっとしていて
でも適度に保湿もしてくれるハンドクリームをください」

お店の人は、ハローキティというキャラクターの
ハンドクリームを買うかなっちを見て
おやおやと思いましたが、お金が本物だと確認すると
ハンドクリームを売ってくれました。

かなっちは、お家に帰って、手に塗ってみると
今度は他の物を触っても、手のあとがつかないし
しっとり感も丁度いい感じで、とても気に入りました。

めでたしめでたし。

参考文献:underzero
　　　新美南吉作品『てぶくろを買いに』あらすじ

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という訳で、かなっちは冬が来るたびに買っていたら
こんなにハンドクリームが溜まっていました